ブロッコリーの冷凍保存は可能?おすすめの冷凍方法とブロッコリーのレシピ

ブロッコリーはビタミンCが豊富な食材です。冷蔵保存だと鮮度が落ちやすく、ビタミンの損失も気になってしまいます。ブロッコリーの鮮度や栄養価を保つため、冷凍方法を覚えてみましょう。

ブロッコリーの冷凍方法

ブロッコリーの冷凍方法は、生のままと、加熱してから冷凍するやり方があります。加熱してから冷凍すると、解凍したとき水っぽくなります。食感を残したいなら、生のままの冷凍がおすすめです。

生のまま冷凍

生のブロッコリーを冷凍するときは、小房に分けます。茎を切り落とし、食べやすい大きさに房を分けましょう。

ブロッコリーを軽く水洗いしてザルに取り、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。3~4房をラップに包んでから、ジッパー付き袋に入れ空気を抜いて冷凍庫で保存が可能です。

生のブロッコリーは凍らせると、花蕾が崩れやすくなります。花蕾同士が重ならないようラップに包んでください。

レンジで加熱してから冷凍

調理時間を短くしたいときは、下茹でしてから冷凍保存します。または花蕾を崩したくないときも、下茹でしてからの冷凍がおすすめです。

下茹でするときは、通常より固めに茹でるのがコツです。通常はレンジで2~5分加熱しますが、冷凍するときは30秒程度の短めで加熱してください。レンジで加熱すると、茹でる方法と比べてビタミンCの損失を防げます。

加熱したブロッコリーの粗熱が取れたら2~3房をラップに包み、ジッパー付き保存袋に入れ空気を抜いて冷凍保存します。

ブロッコリーの冷凍保存のコツ

ブロッコリーを冷凍するときは、栄養価に注目してみましょう。生のときと冷凍とでどう栄養価が変わるのか気になるはずです。また解凍方法も確認しておきましょう。

冷凍ブロッコリーの栄養

冷凍ブロッコリーの栄養は、生の状態とほぼ変わりません。市販の冷凍ブロッコリーの栄養価が下がっていないのは、高度な冷凍技術を使うためです。家庭で冷凍する場合は、市販の冷凍ブロッコリーと比べて、栄養価は下がります。

また下茹ですると、生と比べてビタミンCが減少します。家庭でブロッコリーを冷凍する場合は、生のままの冷凍がおすすめです。またはレンジで加熱して、加熱時間を減らしましょう。

家庭の場合でも、冷蔵庫で長期保存すると鮮度が落ちます。買ってすぐに冷凍保存すると、栄養価を下げなくて済みます。

冷凍ブロッコリーの解凍

冷凍ブロッコリーは、凍ったまま調理します。自然解凍すると水分が出てきて、水っぽくなってしまうため避けてください。固すぎて調理に使いづらいときは、レンジで軽く加熱します。

ブロッコリーの保存期間

生のブロッコリーを冷蔵庫で保存しても、2~4日しか持ちません。長期保存する場合は、冷凍保存しましょう。

冷凍ブロッコリーは約1か月

冷凍したブロッコリーは、冷凍庫で約1か月間保存できます。長期保存でも、変色することがありません。味も食感も1か月程度なら低下しないでしょう。

下茹でしたブロッコリーは2~3日

下茹でしたブロッコリーを冷蔵保存する場合は、2~3日間が保存の目安です。生のブロッコリーを茹でても、保存期間はそれほど変わりません。

ブロッコリーのおすすめレシピ


ブロッコリーレシピを多数覚えておくと、食材を使いきれるでしょう。房や茎を使ったレシピを覚えておくと便利です。

ガーリック炒め

ブロッコリーはニンニクとの相性がよく、おつまみにもなります。さっと炒めるだけのため、手間なく作れるレシピです。

フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、香りが出るまで炒めます。ベーコンと鷹の爪、冷凍ブロッコリーを加えて炒めましょう。最後に塩で味を調えます。

スープ

水っぽくなりやすい下茹で冷凍ブロッコリーも、スープなら問題ないでしょう。下茹でしてあるため、調理時間が短く時短になります。

鍋に水を入れ沸かし、冷凍ブロッコリーを入れさっと煮ます。ブロッコリーがちょうどいい固さになったら、溶き卵を流し入れましょう。最後にコンソメを入れ、塩コショウで味を調えたら出来上がりです。

茎のザーサイ

ブロッコリーの茎も、房と同様に食べられます。茎の外側が固く食べにくいため、皮を厚く剥いておきましょう。食べやすい大きさにカットして、房と同じように冷凍が可能です。

冷凍したブロッコリーの茎は、レンジで4分ほど加熱します。熱い状態で、タレを入れ冷蔵庫で10分寝かせてください。ザーサイのタレは、ごま油・ラー油・鶏がらスープの素・醤油・塩コショウです。

味がなじんだら、白ごまを振りかけて出来上がりです。

まとめ

ブロッコリーは冷蔵庫でも長期保存が難しく、傷んでしまうことがあります。短期間で蕾が開き、色が変わってしまうでしょう。新鮮な状態を保ちたいなら、冷凍保存がおすすめです。冷凍する場合は、生の状態と下茹でしてからの冷凍を使い分けてみてください。