この記事でわかること
キャベツは1玉で買うと安いため、丸ごと買う家庭も多いでしょう。しかし量も多くなり、使い切れず傷んでしまう場合も少なくありません。キャベツを買ったら、冷凍や冷蔵方法を工夫して、新鮮な状態を保ってみましょう。
キャベツの冷凍保存方法
キャベツの冷凍保存方法は、千切りやみじん切りなどカットしてから保存する方法があります。またはコールスローなど加工してから冷凍保存も可能です。
千切り
生のままのキャベツを、使いやすい太さに切り分けます。ただし冷凍キャベツは水分が抜けやすいため、太めの千切りがおすすめです。
冷凍する前に、キャベツに付着している水気を拭き取ります。水分が残っていると霜の原因となり、素材が痛みやすくなります。
カットして水分を拭き取ったキャベツは、密閉袋に入れ空気を抜いて冷凍しましょう。キャベツをたくさん入れないで、薄くなるよう適度な量に調節してください。
みじん切り
冷凍方法は千切りと同様で、水気を取り薄くしながら密閉袋に入れて冷凍します。
茹でたキャベツ
キャベツを下茹でしてから冷凍すると、体積が減りコンパクトになります。火を通してあるため、調理時間の短縮にもおすすめです。生のキャベツの冷凍と比べて水っぽくなるため、汁物に向いています。
熱湯で10秒ほど、キャベツをさっと下茹でします。水気を切ってから、密閉袋に入れ空気を抜いて冷凍しましょう。
コールスロー
キャベツを千切りにして、塩もみします。10分くらい置くと水分が出てくるので、水気を絞りましょう。1回分の量に分けてから、密閉袋に入れ空気を抜いて冷凍保存します。
コールスローに使うマヨネーズは、冷凍保存に向いていません。冷凍保存するなら、マヨネーズを加える前段階で冷凍します。
冷凍キャベツの保存期間
冷凍キャベツの保存期間は、カットした大きさで異なります。2週間~1か月が目安です。
切ったキャベツで約2週間
千切りやみじん切りキャベツを冷凍した場合は、冷凍庫で約2週間保存可能です。
ざく切りキャベツで約1か月
大きめにざく切りしたキャベツなら、冷凍庫で約1か月間保存できます。
コールスロー用で約2週間
コールスロー用に細かく切り塩もみしたキャベツは、冷凍庫で約2週間保存可能です。
キャベツの保存方法
キャベツは生のまま冷蔵保存ができます。カットしたものと1玉とで保存方法を変えましょう。
千切りやみじん切りキャベツ
千切りやみじん切りしたキャベツは、カットした断面から傷んでいきます。変色しやすく、乾燥もしやすいため1~2日くらいで、早めに食べきるのが条件です。
少しでも長持ちさせるため、カットしたキャベツを水に浸して冷蔵保存します。レモンや酢を少量入れると、酸化防止が可能です。
1玉保存
1玉のキャベツを冷蔵保存する場合は、芯をくりぬいておきます。芯が残ったままだとキャベツが成長し続けてしまい、葉の栄養が損なわれます。取り除き成長を抑制したほうが、新鮮な状態が長く続くためおすすめです。
芯を取った穴に、水を含ませたキッチンペーパーを詰めましょう。キャベツ全体に水を含ませた新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて保存します。
冷蔵庫に入れる場合は、野菜室に入れます。芯を下向きにしてから冷蔵庫に入れてください。
キャベツのおすすめレシピ
購入したキャベツを新鮮な状態で食べきれるように、キャベツを使ったレシピを活用してみましょう。
キャベツのスープ
生のキャベツを冷凍したものを使うと、水分が抜けて火が通りやすく、調理時間を減らせます。下茹でしたキャベツを冷凍したものも、スープに向いているでしょう。
鍋にオリーブオイルを入れ、千切り玉ねぎと細切りベーコンを炒めます。火が通ったら水、キャベツ、コンソメを入れ煮込みましょう。キャベツは2~3分ほどで火が通ります。仕上げに塩コショウで味を調えて完成です。
お好み焼き
千切りキャベツを冷凍しておけば、食べたいときにすぐお好み焼きが作れます。天かすや刻みネギも冷凍が可能です。あとは市販のお好み焼き粉、お好みソースがあれば作れます。
ボウルに冷凍キャベツや他の具材、お好み粉を入れます。キャベツから水分が出るため、通常より粉を少なくしてください。卵、イカ、豚肉などお好みの具を加えましょう。油を引いたホットプレートで両面焼いたら出来上がりです。
サラダ
冷凍した千切りキャベツは、サラダに加工するのがおすすめです。解凍すると塩もみしたようにしんなりとして、塩もみなしで作れます。
冷凍キャベツの解凍は、常温解凍やレンジでできます。解凍したキャベツに、マヨネーズ、砂糖、酢などお好みで加えましょう。ベーコンやコーン、ツナなどもお好みで加えてください。
まとめ
キャベツを購入しても、使い切れず傷んでしまうことがあります。できるだけ新鮮な状態で食べきりたいときは、冷凍してみてはどうでしょうか。短期間で食べきれるときは、冷蔵保存を工夫してみてください。