きゅうりの冷凍保存は可能?おすすめの冷凍方法ときゅうりのレシピ

きゅうりは水分が多く、気づいたら痛んでいることがあります。スーパーでは数本セットになっていることも多く、使いきれない場合もあるのではないでしょうか。きゅうりの鮮度を保ちたいなら、冷凍方法を覚えてみてください。

きゅうり冷凍保存方法

きゅうりの冷凍保存は、生のまま冷凍するやり方と、加工食品を冷凍する方法があります。

1本まま

きゅうりは、1本丸ごと冷凍できます。塩もみする必要がなく、洗って冷凍するだけなので楽です。

水で洗ったきゅうりは、キッチンペーパーで水分をよく拭き取ります。さらに1本ごとをラップに包み、保存袋に入れ空気を抜いて冷凍しましょう。

スライス

きゅうりをカットしてから冷凍する場合は、塩もみします。薄い輪切りにしたら、塩を馴染ませてもみ込みます。数分ほど置くと水分が出てくるため、手で絞って水気を切ってください。

塩もみしたきゅうりは、1回分をラップに包みます。さらに保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍しましょう。塩もみきゅうりを冷凍するとくっつきやすいため、小分けにするのがポイントです。

加工食品

きゅうりに味をつけてから、冷凍することも可能です。酢の物などに加工してから冷凍できます。

加工して冷凍して保存しておくことで使用したい時に使用したい分だけ利用できるのでフードロスの削減ができます。

酢の物

スライスしたきゅうりは、塩もみします。酢や砂糖を加えて味付けしましょう。1回分をラップに包み、保存袋に入れ空気を抜いて冷凍します。

きゅうり保存方法


生のきゅうりを保存する場合は、常温または冷蔵保存です。冷蔵庫に入れる場合は、塩漬けにしてから保存するやり方もあります。

常温

きゅうりの適している保存温度は、10℃前後です。常温保存できるのは、気温が下がる冬季のみです。夏場は常温保存せずに、冷蔵庫に入れましょう。

常温保存する場合は、キッチンペーパーできゅうりを包みます。さらにビニール袋に入れ、口をあけて冷暗所に保管します。水分が出るため、ビニール袋をあけて通気性を良くしておきましょう。

保管するときは、立てると長持ちします。

冷蔵庫

きゅうりの冷蔵保存は、常温保存と同様です。注意したいのが、冷やしすぎないことです。冷やしすぎると痛みやすくなるため、冷蔵庫の野菜室に入れてください。野菜室であれば、3~7℃くらいのため、きゅうりが冷えすぎません。

塩漬け

きゅうりを冷蔵庫で長期保存したい場合は、塩漬けしましょう。塩分濃度により、保存期間が異なります。

きゅうりを水で洗い、ザルにあげて水気を切りましょう。保存容器の底に塩を振り、きゅうりを並べます。さらに塩を振り、きゅうりと塩を重ねていき、最後に塩で蓋をします。

きゅうり日持ちと冷凍保存期間


きゅうりの保存方法により、日持ちが変わります。常温、冷蔵、冷凍の順番で保存期間を長くできるため、用途に合わせて使い分けてください。

常温保存なら約2日

冬場にきゅうりを常温保存すると、2日程度持ちます。

冷蔵保存なら7日~10日

きゅうりを冷蔵保存すると、7~10日は持ちます。塩漬けにする場合は、浅漬けだと数日程度で、塩分を濃くすると約1か月持つでしょう。

冷凍保存なら約1か月

きゅうりを冷凍保存すると、約1か月持ちます。1本まま冷凍した場合と、スライスして塩もみしたきゅうりは同じ期間です。

冷凍きゅうりのおススメレシピ


きゅうりを冷凍すると、繊維が壊れて柔らかくなります。解凍するだけで塩もみしたような食感になり、味も染み込みやすいでしょう。ひと手間加えるか、そのままトッピングにも使えます。

ピクルス

漬け込みに時間がかかるピクルスも、冷凍きゅうりを使うとすぐ食べられます。ぶつ切りにしたきゅうりに、酢やハチミツなど調味料を入れて混ぜます。数分ほど味をなじませたら完成です。

また1本丸ごとの冷凍きゅうりも、ピクルスとして漬け込めます。密閉容器にきゅうりと調味料を入れ、冷蔵庫で1時間くらい冷やすと完成です。

炒め物

冷凍きゅうりを使うと、調理時間が短くなり時短料理になります。シンプルに卵と一緒に炒めるだけで、おかずを1品増やせて便利です。

1本まま冷凍したきゅうりを、流水で半解凍させます。包丁が入るくらいになったら、食べやすい大きさに切りにしましょう。

フライパンに油を入れ、半熟卵を作り取り出しておきます。きゅうりをさっと炒めてから、味付けします。最後に卵を戻して軽く混ぜたら完成です。

冷や汁

スライスして冷凍したきゅうりは、解凍するだけでトッピングにできます。きゅうりは冷蔵庫に移し自然解凍させましょう。解凍する時間がないときは、熱湯を回しかけると解凍できます。不要な水気を手で絞ってください。

味噌とゴマを混ぜてから、だし汁で伸ばします。器にごはんときゅうりを盛りつけ、合わせ味噌をかけて出来上がりです。お好みで、ネギ・ミョウガ・青シソを加えましょう。

まとめ

水分が多く長持ちしにくいきゅうりは、長期保存したいなら、冷凍保存を活用しましょう。面倒なときは1本丸ごと冷凍して、調理の手間を省きたいときはスライスしてからの冷凍がおすすめです。家庭での用途に合わせて、きゅうりの冷凍を使い分けてみましょう。