この記事でわかること
カレーは一度に作りすぎてしまい、余ってしまうことがあります。その日にカレーを食べきれないなら、冷蔵や冷凍で保存しましょう。カレーの冷凍や解凍にはコツがあるため、事前に確認してみてください。
カレーを冷凍する場合の注意点
カレーは冷凍保存できますが、注意点があります。冷凍に向かない具材もあるため、どんな材料を使っているのか確認しておきましょう。
冷凍に不向きな具材について
じゃがいも、にんじんは冷凍に向いていません。どちらも冷凍すると、水分が抜けてスカスカになり、風味が落ちてしまいます。じゃがいも、にんじんが入っているカレーを冷凍する場合は、予め取り除いてください。
取り除くのが面倒な場合は、細かくカットしてカレーに入れる方法があります。ただしじゃがいもが小さすぎると、溶けてしまいます。風味を変えたくないときや、食感を残したいなら、食べるときに別に添えましょう。
若しくは、じゃがいもやにんじんは、一度素揚げしてカレーに加えて冷凍するとそのままより食感は落ちません。手間になりますが解凍してから素揚げのじゃがいもやにんじんを加える方が美味しく頂けると思います。
ドライカレーの場合
ドライカレーは水分が少なく、冷凍に向いています。にんじんが入っていても細かくなっているため、冷凍しても風味が大きく損なわれません。
カレーの冷凍保存方法
カレーの冷凍保存で適しているのが、密閉袋とタッパーです。冷凍庫のスペースに合わせて使い分けてみましょう。
密閉袋に入れる
ジッパー付き密閉袋は、薄く平らにできて、冷凍庫のスペースを取りません。また袋に入れたまま湯せんも可能で、そのまま温め直しができるメリットもあります。
デメリットは、袋の使いまわしができないことです。カレーのニオイが移りやすく、他の食材への使いまわしができません。袋を何度も使うなら、カレー専用にしましょう。
密閉袋にカレーを入れるときは、一度加熱してから粗熱をしっかり取っておきます。1食分ごとに袋に入れると、必要な分だけ解凍できるでしょう。袋にカレーを入れたら、空気を抜いて平らにしてから冷凍します。
タッパーに入れる
カレーはタッパーに入れて冷凍もできます。耐熱性のあるタッパーを使えば、そのままレンジに入れて温め直しができます。
タッパーは、カレーのニオイ移りを防ぐため、ガラス製がおすすめです。冷凍や加熱に対応したものを選べばいいでしょう。ガラス製は、温めてそのまま食器としても使えます。ただし水分が多いものを入れると冷凍で割れる製品もあるため、使用前に確認してください。
カレーを冷凍するときは、一度温めて粗熱を取ってから1食分を入れます。タッパーは蓋が完全に密着しないものもあるため、横にしたままの冷凍保存がおすすめです。
ラップで包む
カレーのニオイ移りを防ぐなら、タッパーにラップを敷いておく方法もあります。プラスチック製のタッパーを使うときは、ラップを下に敷きましょう。ラップを使うと、カレーを密封できて、空気に触れて酸化するのを防止できます。
冷凍カレーの解凍方法
冷凍したカレーの解凍は、自然解凍・湯せん・レンジでの加熱があります。
冷蔵庫で自然解凍
失敗なく解凍するなら、冷蔵庫での自然解凍が一番です。時間はかかりますが、温め直しで失敗がありません。食べる前日に冷蔵庫に移しておけば、翌日には解凍できています。
解凍したカレーは、鍋に移しても、レンジでの加熱も可能です。
湯せんで解凍
密閉袋に入れた冷凍カレーは、湯せんで温め直しができます。解凍する手間がなく、凍ったまますぐに温め直しできるのがメリットです。
レンジで温め直し
レンジで冷凍カレーを温め直しするときは、タッパーに入れた場合に限ります。保存袋の場合は、温めている途中で袋が破れる恐れがあります。
また凍った状態でレンジでの加熱は、加熱ムラが起きやすくおすすめできません。ある程度の解凍にとどめて、鍋に移して温めるのがおすすめです。
カレーの日持ちと冷凍期間
カレーは雑菌が入りやすいため、常温での日持ちは長くありません。長期保存するなら、冷凍を選びましょう。
常温保存なら1日
カレーを常温保存するなら、1日が限度です。常温で1日持たす場合は、1日に数回火を通し殺菌させます。気温が上がる夏の場合は、1日持たないこともあります。
その日に食べきれないときは、他の保存方法を選んでください。
冷蔵保存なら2~3日
カレーを冷蔵庫に入れると、2~3日持ちます。温かいまま冷蔵庫に入れると、冷蔵庫の温度が上がり、他の食材を傷める原因になります。粗熱を取ってから、冷蔵庫に入れてください。
冷凍保存なら約1か月
カレーを冷凍すると、約1か月間持ちます。ただし冷凍すると少しずつ味が落ちていくため、できるだけ早めに食べきりましょう。
まとめ
カレーはたくさん作ることが多く、余ってしまうことがあります。長く持たせたいときは、冷蔵や冷凍を活用しましょう。小分けに冷凍しておけば、1食ごと食べたいときに温められます。美味しくする冷凍のコツや、温め方法を参考にしてみてください。