この記事でわかること
にんにくは薬味として使うことが多く、少量だけ欲しいのではないでしょうか。ところがお店では塊で売られているため、余ってしまい痛むことも少なくありません。1つ丸ごとから、小分けにする保存方法を覚えて、新鮮な状態を保ってみましょう。
にんにくの保存方法
にんにくの保存方法は、冷蔵・保存瓶・常温・冷凍の4つのやり方があります。
冷蔵
にんにくを長期保存したいなら、冷蔵保存がおすすめです。常温でも保存できますが、数日で芽が出てくるため長期保存に向いていません。
ただし冷蔵庫はにんにくに適した湿度ではありません。にんにくは65~70%の湿度を好むのですが、野菜室は90%程度あります。そのまま冷蔵保存するとカビやすいので注意しましょう。
冷蔵保存するときは、新聞紙に包み密閉袋に入れます。ビニール袋に入れると、他の食材へのニオイ移りを防止できます。
保存する場合は、野菜室より湿度が低いチルド室がおすすめです。
保存瓶
にんにくを醤油に漬け込んでも冷蔵保存できます。煮沸消毒した瓶に醤油を入れ、皮をむいたにんにくを入れて漬け込みましょう。
醤油ににんにくの風味が移り、調味料として使えます。にんにく自体も、丸ごと食べられます。
常温
にんにくを常温保存するときは、風通しをよくします。ネットに入った状態で、風通しがよく直射日光の当たらない場所で保存してください。ただし夏場は湿度が高くなるため、常温よりも冷蔵保存がおすすめです。
冷凍
にんにくは、さまざまな形状で冷凍保存できます。冷凍は最も保存期間が長くできるため、長期保存したいときにおすすめです。
みじん切りやスライス
あらかじめ切ったにんにくを冷凍保存できます。1回分ごとにラップに包み、密閉袋に入れて空気を抜いて冷凍してください。みじん切りやスライスなどを使い分けましょう。
丸ごと
にんにくを丸ごと冷凍するときは、1片ずつに分けます。使いやすいよう2~3片をラップに包むといいでしょう。さらに密閉袋に入れ、空気を抜いてから冷凍保存します。
ペースト
すりおろしたにんにくは、ソース用に便利です。1回ごとに小分けにしてラップに包むか、平らにして密閉袋に入れましょう。
にんにくの保存期間
にんにくの保存期間は、保存方法により異なります。すぐに使い切れるときと、長期保存したいときで使い分けてください。
冷蔵なら1~2か月
冷蔵保存なら1~2か月間持ちます。1か月で使い切れそうなら、冷蔵庫のチルド室で保存しましょう。
みじん切りやスライスしたものは、ニオイが強く出ます。他の食材にニオイが移らないようラップで包み、短期間で使い切るのがおすすめです。
保存瓶なら冷蔵で約1か月
にんにくのしょうゆ漬けは、冷蔵保存で約1か月間持ちます。瓶詰で常温保存したいときは、にんにくをオイル漬けにしてください。オイル漬けなら常温で約1か月間持ちます。
常温なら数日程度
にんにくを常温保存すると、数日くらいで芽が出てくることがあります。袋に記載されている消費期限で使い切れないなら、他の保存方法がおすすめです。
冷凍なら約6か月
にんにくを長期保存したいなら、冷凍保存が向いています。まるごと保存すれば約6か月は持つでしょう。刻んだものは約2か月間の保存期間です。
にんにくのおススメレシピ
にんにくレシピを活用して、にんにくを消費してみましょう。丸ごと食べる方法から、スライス・ペーストにしたにんにくレシピの活用がおすすめです。
ガーリックライス
ガーリックライスは、にんにくの風味を味わえます。簡単料理で、手間なく作れるのが魅力です。肉料理に合うレシピで、ひと手間加えると豪華な料理になります。
にんにくをみじん切りにして、オリーブオイルで香りが出るまで炒めます。ご飯を加えてパラパラになったら、塩コショウと醤油で味付けしましょう。お好みでにんにくスライスを油でカリっとなるまで揚げた、ガーリックチップを添えるのもおすすめです。
ガーリックトースト
ガーリックトーストは、にんにくの香ばしさが楽しめます。外側はカリっとした食感で、バターやオイルで中はジューシーです。シチューやスープに添えると、ボリュームアップできます。
にんにくをすりおろし、常温バターとオリーブオイルを加え混ぜます。スライスしたフランスパンに、混ぜたにんにくソースを塗りましょう。ドライパセリを振って、トースターで約5分焼いたら完成です。
ホイル焼き
ホイル焼きは、焼肉屋さん定番メニューです。おかずや、お酒のおつまみに合うメニューです。にんにくをホイルで包んで焼くだけで簡単なため、おかずが足りないときに加えてみましょう。
にんにくの皮をむき根元を落として、アルミホイルの上に乗せます。味付けはバターと塩コショウのみです。アルミホイルでにんにくを包んだら、トースターで15分ほど焼いて出来上がりです。
まとめ
にんにくは少量使うことが多く、余ってしまい痛む場合があります。適切な保存方法を覚えておけば、最長6か月まで保存が可能です。常温保存だけでなく、冷蔵や冷凍保存を使い分けて、新鮮な状態で使い切れるようにしましょう。