この記事でわかること
ピーマンは通年で手に入りやすく、家庭での定番野菜です。しかし長期保存すると、一部が腐ってくることがあります。新鮮なまま使い切れるよう、冷凍や冷蔵保存方法を覚えてみてください。
ピーマンの冷凍保存方法
ピーマンの冷凍方法は、生のまま冷凍するやり方と、加熱してから冷凍する方法があります。加熱すると、冷凍時の変色予防や、青臭さ軽減になります。
生のまま冷凍
ピーマンを洗ってヘタや種を取り除きます。キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取っておきましょう。ピーマンは調理しやすいサイズにカットしてから冷凍します。みじん切り、千切り、乱切りなどでも冷凍が可能です。
カットしたピーマンは、ジッパー付き保存袋に入れ空気を抜いて冷凍します。袋に入れる際は、たくさん入れすぎないよう注意しましょう。なるべく薄くして、ピーマンが重なりあわないようにすると、早く冷凍できます。
加熱してから冷凍
ピーマンをさっと下茹でしてから冷凍すると、色鮮やかに保てます。調理時間も減らせて便利です。ピーマン独特の青臭さも軽減しやすく、ピーマンが苦手な子ども向けにもおすすめします。
ピーマンは使いやすいようカットしてから、1分ほどさっと下茹でします。ザルにあげて粗熱を取ってから、ジッパー付き保存袋に入れ空気を抜いて冷凍しましょう。早く冷凍できるよう、ピーマンを平らに入れてください。
ピーマンの保存方法
使い切れる量であれば、ピーマンを常温または冷凍保存しましょう。季節によって、常温と冷蔵の使い分けが必要です。
常温保存
ピーマンの適切な保存温度は、7~10℃です。気温が下がる季節であれば常温保存ができます。冷暗所に保存しましょう。
冷蔵保存
夏のように室温が高くなる時期は、冷蔵保存します。ピーマンは湿気に弱いため、1つずつ新聞紙に包むのがおすすめです。さらにジッパー付き保存袋に入れ、野菜室で保存します。袋の口を少し開けておくと、湿気がこもりません。
カットしたピーマンは、丸ごとよりも早く傷みます。ラップで包み、野菜室で保存しましょう。保存期間に関わらず、早めに食べきってください。
ピーマンの保存期間
ピーマンの保存期間は、保存方法により変わります。短期間なら常温または冷蔵でも大丈夫です。
冷凍なら約1か月
冷凍ピーマンは、冷凍庫で約1か月間保存できます。生や加熱したものに関わらず同じです。
常温なら約1週間
ピーマンを常温保存する場合は、約1週間が目安です。短期間で傷みやすいため、注意してください。常温できる時期でも、すぐに食べきれないようなら冷蔵保存がおすすめです。
冷蔵なら2~3週間
ピーマンを冷蔵保存する場合は、2~3週間くらい持ちます。鮮度が落ちてくると、ピーマンのシャキシャキ感が失われます。
ピーマンの個体によっても傷み具合が変わってくるでしょう。大量にピーマンを冷蔵保存すると、一部が腐ってくることがあります。腐ったピーマンから他のピーマンに移ってしまうため、腐ったピーマンは早めに取り除いてください。
冷蔵保存期間に使い切れない量なら、冷凍保存がおすすめです。
冷凍ピーマンのおすすめレシピ
ピーマンを冷凍すると、繊維が壊れて柔らかくなります。味が染み込みやすくなり、調理時間を減らせるでしょう。冷凍ピーマンを使ったレシピを活用してみてください。
炒め物
ピーマンと豚肉だけあれば作れるレシピです。豚肉は片栗粉をまぶしてコーティングしておくと、タレが絡みやすくジューシーに仕上がります。フライパンに油を入れ肉から炒めていきましょう。
肉に火が通ったら、冷凍ピーマンを入れさっと炒めます。酒、醤油、砂糖、鶏がらスープで味付けしたら出来上がりです。冷凍ピーマンはシャキシャキ感がありませんが、短時間で柔らかく仕上がります。
スープ
冷凍ピーマンは繊維が壊れて柔らかいため、スープのようなメニューにピッタリです。さっと火を通すだけでよく、調理時間を短縮できるでしょう。
鍋に油を入れ、冷凍ピーマンと細切りベーコンを炒めておきます。水とコンソメを加えさっと煮ましょう。塩コショウで味を調え、水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。
無限ピーマン
ピーマンの大量消費をしたいときは、無限ピーマンがおすすめです。ツナと合わせて味付けするだけで簡単なのに、お箸が止まらない人気メニューです。
細切りピーマンと水気を切ったツナを混ぜます。耐熱容器に入れラップをかけて、レンジで2分加熱しましょう。調味料は鶏がらスープ、塩コショウです。お好みで、白ごまや鰹節を仕上げに上から振りかけましょう。
まとめ
ピーマンは繊維が多いため、冷凍できないと思っていたかもしれません。確かに冷凍するとピーマンのシャキシャキとした食感はなくなりますが、肉詰めや煮込みなどのメニューに活用できます。大量にピーマンが手に入ったときや、食べきれない場合は冷凍保存しましょう。