この記事でわかること
小松菜は冷蔵保存で、長期保存はできません。すぐに葉の一部が変色してきて、傷んでしまうでしょう。新鮮な状態を長く保ちたいなら、冷凍保存がおすすめです。冷凍方法も使い方も簡単で、時短料理に活用してみてください。
小松菜の冷凍保存方法
小松菜は、生のまま冷凍する方法が、最も手間がなくおすすめです。他にも、茹でたもの、離乳食用、ジュース用など、用途に合わせた冷凍方法があります。
生
小松菜はアクが少ないため、生のまま冷凍できます。食べやすい大きさにカットしてから冷凍すると、凍ったまま調理に使えて便利です。
まずは、小松菜の根元についている泥を洗い落としましょう。根元を切り落としてから、1本ずつ泥をチェックします。ボウルに水を張って根元を浸すと、泥が落ちやすくなります。
水分が残っていると霜の原因となるため、キッチンペーパーで水気をよく拭き取ってください。
食べやすい大きさにカットしたら、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。葉が凍ると砕けやすくなるため、1回分に小分けして冷凍しましょう。
茹でる
小松菜を茹でてから冷凍すると、解凍して調理せずそのまま食べられます。葉の色鮮やかさも保ちやすいでしょう。
鍋に塩を入れてお湯を沸かし、小松菜を数十秒さっと茹でます。ザルにあげて水分と粗熱を取りましょう。食べやすい大きさにカットして、1回分ごとにラップで包んでから、密閉袋に入れて冷凍します。
離乳食用
小松菜を離乳食用にする場合は、茹でたものを小分けし冷凍します。離乳初期の場合は繊維質を使えないため、葉のみを柔らかくなるまで茹でましょう。月齢に応じて茎の部分を加えてください。
茹でた小松菜は、1回分ごとにラップに包みます。さらにジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍します。
使うときは、冷凍したまますりおろします。すりおろすと繊維が壊れて、裏ごしする手間を省けて便利です。
スムージーやジュース
小松菜はスムージーやジュースに加工してから、冷凍できます。前日に冷蔵庫に移し、自然解凍するだけで飲めます。加工した小松菜は、ジッパー付き保存袋に1回分ごとに冷凍しましょう。
また食べやすい大きさにカットし凍らせた小松菜をミキサーにかけて、スムージー作りにも活用できます。冷凍ほうれん草、冷凍バナナなどを加えて作ることも可能です。
冷凍小松菜の解凍方法
冷凍小松菜は、凍ったまま使う方法と、解凍してから使う方法があります。
そのまま使う
凍らせた小松菜は、解凍せずそのまま調理に使います。汁物や炒め物なら、凍ったまま鍋やフライパンに入れられます。凍っている小松菜は繊維が壊れているため、火が通りやすく調理時間短縮としておすすめです。
解凍して使う
冷凍小松菜を冷蔵庫に移し自然解凍させると、調理せずそのまま使えます。解凍すると水分が出るため、水気をよく切りましょう。繊維が壊れておひたしのような食感となり、味付けするだけであえ物が作れます。
小松菜の日持ちや冷凍保存期間
小松菜をそのまま保存した際と、冷凍保存とでは保存期間が異なります。長期保存をしたいなら、冷凍保存がおすすめです。
常温保存なら2日程度
小松菜は常温保存も可能ですが、1~2日間が保存の限度です。温かい季節では、1日でしおれてくる場合があります。
冷蔵なら数日~1週間
小松菜を冷蔵すると、約1週間が保存の目安です。保存期間を長くするため、水で湿らせたキッチンペーパーで包み、立てて保存しましょう。ペットボトル容器を活用すると、冷蔵庫の中で小松菜を立てやすくなります。
冷凍なら2~3週間
小松菜を冷凍保存すると、2~3週間程度持ちます。まとめ買いするときは、冷凍保存を選んでください。
冷凍小松菜のおススメレシピ
冷凍小松菜は、凍ったまま炒め物や汁物の加工はもちろん、おひたしやナムルにも加工できます。
おひたし
冷凍した小松菜を、冷蔵庫で自然解凍させます。繊維が壊れてしんなりするため、加熱する必要はありません。水気を切ってお皿に盛りつければ、おひたしの完成です。お好みで醤油やめんつゆで味付けして食べましょう。
ナムル
小松菜のナムルも、おひたし同様の加工方法です。解凍して水気を切った小松菜に、調味料を加えて混ぜあわせます。調味料は、塩・白ゴマ・醤油・中華スープの素・にんにくです。
煮浸し
煮浸しの場合は、解凍し水気を切った小松菜をさっと煮ます。鍋に水・白だし・みりん・醤油を入れ火にかけ、小松菜・きざみ揚げを入れ5分煮ましょう。油揚げを使うことで、油を使わずに煮浸しができます。
まとめ
小松菜は、葉物野菜のため短期間で傷んでしまいます。すぐに使わないなら、食べやすいサイズにカットして冷凍しておきましょう。冷凍小松菜は、凍ったまま調理に使えて手間がありません。自然解凍すれば、しんなりした食感になり、調味料を加えるだけで料理ができておすすめです。