飲食店のテイクアウトを始めるときに知っておきたい包材の種類や特徴


飲食店でテイクアウトを始める場合、テイクアウト用の包材が必要です。容器にも種類があるため、どれを選んでいいか悩んでしまうでしょう。どんな種類の包材があるのか、どんな特徴があるのか比較してみてください。

テイクアウト包材や容器の種類

テイクアウト包材には、多数の種類があります。見た目にこだわったおしゃれなものから、特定の料理に対応する包材などです。

おしゃれな容器

女性のお客様が多いなら、おしゃれな容器を選びましょう。プラスチックのシンプルな容器は、多くのお店が取り入れており、代わり映えがありません。

最近人気があるのが、折りたためるカップ容器です。本体が紙でできており、折りたたむとボックス型になります。折り目を開くとお皿にも変わり、パーティメニューとして人気です。

他にもボックス型の容器も人気があります。四角や円形など形状もさまざまで、縦に長いものや横長の形状が選べます。ボックス型のテイクアウト容器は、海外の映画で見かけることも多く、おしゃれな印象があるでしょう。

ランチボックス

ランチボックスは、蓋と容器が一体になったものです。お昼ご飯にテイクアウトを活用する場合、容器の持ちやすさが重要です。蓋と容器がセットになっていれば、省スペースで食事ができます。

素材は、紙製やプラスチック製のものがあります。大きさも豊富に用意されており、丼ものやハンバーガーなどにも対応できます。容器の内部が分かれており、複数のおかずを入れられるタイプもおすすめです。

容器2段

容器が2段になったテイクアウト包材は、縦長です。下にご飯を入れて、上におかずを分けて入れられます。

縦長の容器は、持ち歩いても食材がズレにくい特徴があります。横に長い容器だと、袋に入れた際にズレる恐れがあるでしょう。2段の容器は、食材を綺麗に保ちたいときに便利です。

揚げ物袋

揚げ物のテイクアウトは、紙袋を活用すると便利です。内側が紙でできているため、余分な脂を吸ってくれます。外側に油が漏れださない工夫があれば、手を汚さずに食べられるでしょう。

紙袋の容器は、1枚ごとの単価が低いのがメリットです。コロッケやドーナツなどをテイクアウトする際は、1個だけ購入する場合も少なくないでしょう。商品単価が低くなりやすいため、包材も単価が低いものを選ぶのがおすすめです。

紙容器

テイクアウト用の紙容器は、さまざまな食材に対応できます。内側にビニールコーティングがあれば、汁が外側に漏れ出す心配がありません。中華料理やパスタのように油が多いメニューにも対応できます。

また紙容器は、好きなデザインをプリントできるメリットもあります。外側にお店独自のデザインをプリントしておけば、オリジナル性が出ます。お店のロゴを入れるだけでも、オシャレな容器になるでしょう。

トルティーヤは紙

トルティーヤやタコスは、紙で包んで販売します。ワックスペーパーを採用すれば、汁や油が漏れ出しません。紙自体にもプリントが可能で、お店の独自デザインにできます。

包み紙は、持ちやすく捨てやすい特徴があります。ゴミの量も増えにくいでしょう。

テイクアウト包材で注意したいこと

テイクアウト包材は多数ありますが、選ぶ際に注意したい点があります。環境への配慮や、使いやすさに注意してみましょう。

プラスチック製を避ける

近年は、環境保護の観点から、脱プラスチックの考えが広まっています。テイクアウト包材に紙やバンブーなどの天然素材を使えば、環境保護に配慮している方に注目してもらえます。

すべての包材を天然素材に変えるのは難しいのですが、一部の変更は可能でしょう。ドリンクのテイクアウト包材でも、すべてが紙でできたエコカップも登場しています。ストローも竹製を選べます。

液漏れがしない

カレーのように液状の料理を提供する場合は、液漏れに注意しましょう。容器と蓋がピッタリ合う包材を選べば、持ち帰っても液漏れがしません。またカレーは、ご飯とルーを分けることで、中身が混ざらない対策ができます。

見た目を美味しく保つ

テイクアウト用包材は、料理が美味しく見えるか考慮する必要があります。料理の写真では美味しそうに見えても、持ち帰るとイメージが違えば、クレームの原因になります。

料理の見た目は、写真と同じボリュームが維持できるようにしましょう。縦に盛り上がるメニューの場合は、蓋の形状にも注意が必要です。料理がつぶれないよう、蓋にスペースが必要です。

包材を選ぶ際は、実際に盛りつけてみましょう。いくつかサンプルを取り寄せて、料理を盛りつけた際のボリュームや見た目がいいか確認してください。

まとめ

テイクアウト包材は、料金だけで比較せず、見た目や使い勝手も比較しましょう。料理を持ち帰ると、中身がズレる恐れがあります。美味しく見えなければ、リピーターになってくれないでしょう。包材は見た目や使いやすさなど、幅広い面で比較してみてください。