【フリーズラボ】「急速冷凍で果物に新たな価値を」 ‐ 果物の木1本からオーナーになれるファミリーツリーさんがフリーズラボを体験

【フリーズラボ】「急速冷凍で果物に新たな価値を」 ‐ 果物の木1本からオーナーになれるファミリーツリーさんがフリーズラボを体験
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ファミリーツリー株式会社　代表取締役　安藤仁希様

今回のお客様は、ファミリーツリー株式会社代表取締役の安藤仁希様。
ファミリーツリー様では果樹園のマイクロオーナーになっていただけるサービスを提供されています。
1本の果物の木のオーナーになることでその木から採れる果物はもちろん、収穫体験や農園見学など、1年を通した果樹園体験をまるごと味わうことができる体験価値や、生産現場からの学びを得ることができます。

「冷凍してあったのか、わからないくらいにおいしい！」

安藤様は果樹園をご支援されているということで、ご試食にはマンゴー、イチゴ、キウイの３種類の果物にたっぷりの動物性生クリームを使ったフルーツサンドをご用意いたしました。事前に急速冷凍したものを解凍してのご提供です。

一度冷凍されているフルーツサンドということで、安藤様は生クリームの脂肪分と水分の分離を想定されていたようでした。
ですが実際にご試食いただくと、そのようなことがないことに驚かれていました。
果物も鮮度そのままでおいしく、「冷凍してあったのかわからないくらい」との評価をいただきました。

また安藤様ご自身でも冷凍してみたい果物として、デコポンをご持参いただきました。
早速、急速冷凍させていただき、流水にて解凍後に冷凍前のデコポンと味を比べてみました。

食べてみると、急速冷凍後の方が甘みが強いと筆者は感じました。
糖度計にて冷凍前後の糖度を測定してみると、冷凍前約11％、冷凍後約14％と糖度が上昇していました。
フルーツは種類によって、冷やすことで甘みを増す性質を持つものがあります。
本記事では詳しく言及しませんが、果糖・ショ糖・ブドウ糖のうち、果糖の割合が多い果物に顕著な反応です。
今回急速冷凍したデコポンも、同様の作用が働いたと考えられます。
急速冷凍することで糖度が増し、長期保管も可能となる。デコポンは冷凍との相性が良い、というのがフリーズラボの見解です。

「来場して実際に目にすることができて良かった！」

安藤様からは、冷凍速度の速さから生まれる効率の良さと、それによって大ロット生産が可能な点を「凄い！」と評価していただき、実際に目にすることができて良かったとのご感想をいただきました。
フリーズラボで扱っている液冷式急速冷凍機ナノフリーズは、安藤様に評価いただいている通り、冷凍速度の速さが大きな強みです。
冷凍速度が速いからこそ、高い品質で冷凍でき、生産性も向上します。
フリーズラボでは、調理から急速冷凍・解凍・試食までの流れを体験していただくことができます。業務用の厨房機器や調理器具、調味料等も揃えておりますので、様々なご要望に応じて実験いただくことが可能です。
安藤様にも、実際にご体験いただくことで、実感していただくことができました。

施設のレイアウトや設置機器等についてはこちらからご覧いただけます
➡https://freeze-labo.com/freeze-labo/

果樹産業の課題解決へ向けて

ファミリーツリー様の事業内容についてお伺いさせていただきました。
1本の果物の木のオーナー制度をやられていることは冒頭述べた通りです。
このオーナー制度は、果物農家様の安定収入を創ることをビジネスモデルとしているとのことでした。

現在、果樹産業の農家様たちの平均年齢は65歳と言われている中、10年後に果樹産業がどうなっていくのか、後継者の方たちがどのように関わっていくのか、新たな側面から提案していきたいそうです。
まず農家様の安定収入を創る。そして安定収入を得た農家様の下へ後継者希望の方に入っていただきコミュニケーションを図りながら、信頼関係を築いていただく。農家様としても、後を任せるのは信頼できる人材にお願いしたいという思いが強いはずとの思いから、農家様と後継者様がマッチングし、課題解決に直結するサービスを提供していきたいとのことでした。

加工した果物をどのようにおいしくするか、急速冷凍とのコラボレーション

ファミリーツリー様では宮古島のマンゴーの木を扱っているそうで、オーナーになると、冷凍していないそのままのマンゴーと冷凍したマンゴーをお届けするサービスを行っているとのこと。果物をそのまま冷凍して提供するのも良いが、一方で、加工したものをどのようにおいしく食べられるのかを新しく提案できればと考えられており、そうした部分でフリーズラボとコラボレーションできたら、と仰られていました。
筆者としても、果物をそのまま冷凍して、冷凍前と同じような味をいつでもどこでも食べられたら素敵だなと感じると同時に、果物が加工されることで付加価値を持ち、より魅力的な商品として消費者の下に届けることができたら素晴らしいと感じます。急速冷凍技術を用いることで、そうした商品の品質を保ったまま、時間や距離を飛び越えて、世界中に届けることも夢物語ではありません。
安藤様の話される未来に、筆者はとてもワクワクさせられました。