給食センターにクックチル・クックフリーズを導入するメリット


小学校や中学校などでは、学校給食により生徒たちが食事をとります。学校での食事は食育としても大切な時間であり、近年ではさまざまな取り組みを行う学校も増えてきました。ここでは、そんな学校給食に求められるものや、給食センターにクックチル、クックフリーズを導入するメリットなどをご紹介します。

 

学校給食の役割や求められるもの


学校給食に求められていることは、健康、食育、経済的な点と多岐に亘ります。学校給食がどのような役割で何を求められているのかを紹介します。

 

食育としての役割

成長期の子供たちにとって、食事は大切なもの。栄養バランスが整った食事があるからこそ、子供たちは健やかに成長していくことができます。家庭での食事はもちろんですが、毎日の学校給食にバランスの良い食事を求めることはもはや当たり前となりました。

そして、食育は栄養バランスの考慮だけではありません。美味しい食事を通して児童や教務員がコミュニケーションを行い、食事を楽しむ、食事に感謝するという目的もあります。
核家族化が定着したこともあり、学校で友達や先生と美味しいご飯を共に食べるということは、子供たちの教育にとって非常に重要なことであり、学校給食が担う大きな役割となりました。

負担の少ない給食費

給食費も学校によって異なります。給食センターを導入している学校と、外部に委託している学校とでは、必要となる費用も当然変わってくるのです。

日々給食を口にする生徒は、味をもっとも重視しますが、保護者としては費用も気になるところ。毎月の給食費負担が大きいとなると、家計を圧迫してしまうかもしれません。そのため、保護者の本音としては、なるべく給食費は安くしてほしいと考えています。

安全性の高い食事

食の安全に対する意識は、年々高まりを見せつつあります。学校給食においてもそれは同様で、なるべく子どもに安全な食事を食べさせたい、と考えている保護者の方は少なくありません。

衛生面の徹底は、重要でありながら、学校給食に求められる基本的なもの。子供たちが安心して学校給食を食べられる取り組みは必須です。
学校給食にも食の安全が求められているのです。

 

給食センターにクックチルとクックフリーズを導入するメリット


学校給食と同じく、食の安全や味、コストについてシビアである外食産業や病院施設で数多く導入されているクックチル、クックフリーズ。この調理システムは、学校給食でも採用されはじめています。

クックチルは、加熱調理した料理を急速冷却して保存する調理法。クックフリーズは、急速冷凍を行って保存します。提供するときには、専用の機器を用いて再び加熱を行います。給食センターにクックチル・クックフリーズを導入するメリットを具体的に紹介します。

 

食の安全を高められる

クックチルでは、調理した料理を急速冷却して保存し、クックフリーズは急速冷凍によって保存を可能にします。細菌が繁殖しやすいといわれる温度帯をスピーディに通過し、3度以下まで一気に下げてしまうのです。これにより、食中毒の発生リスクを軽減できます。

給食費を安くできる

クックチル・クックフリーズは、大量の調理が必要となる現場で導入されている調理法です。一度にたくさんの料理を作り、保存ができる方法だからです。

クックチル・クックフリーズでは、食材をあらかじめ大量に一括で購入できるため、費用を抑えられます。システマチックな調理が可能となるため、人的コストも下げられ、給食費も安くできるのです。

特に、クックフリーズの場合は、クックチルよりも食品を保存できる期間が長いことや、必要な給食数に合わせて再加熱を行うことができるといった、柔軟な対応が可能です。

少ないスタッフで作業できる

従来の調理法では、ある程度の人員がいないと現場が回りませんでした。しかし、クックチル、さらにクックフリーズなら業務の効率化が図れるため、少ない人数で現場を回せます。トータルでの経費削減が可能で、採用コストや社員の教育コストなども引き下げられるのです。

食材のバリエーションを増やせる

学校給食は、基本的に当日作ったものを提供していますが、この仕組みでは給食に採用することが難しい食材や献立も出てきます。この課題は、クックチル・クックフリーズの導入で解消することが可能です。

たとえば、その地域の野菜、肉、魚など。これらの食材は当日の内に仕入れと下処理、そして調理まで行うことが難しい場合もあります。クックチル、またはクックフリーズを利用して保存しておけば、当日に行う作業工数を減らすことができるため、食材のバリエーションを増やすことができます。

 

まとめ


クックチルやクックフリーズなどのシステムを導入すれば、美味しくて安全な学校給食を実現できます。これを機会に、給食センターにクックチルやクックフリーズを導入してみてはいかがでしょうか。新たなシステムを導入するにあたっては、それなりの費用もかかりますが、得られるメリットも多いためおすすめです。ぜひ検討してみましょう。

 

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